土地家屋調査士・司法書士 吉良事務所
相続コラム~司法書士の視点から~


遺産分割協議のやり直しは可能?

一度、遺産分割協議が整って、遺産分割協議書に相続人全員の署名押印が完了した後でも、改めて遺産分割協議のやり直しは可能でしょうか。
法律上は、相続人全員の合意でやり直し可能です。

但し、税務上は問題ありです。

一度やった遺産分割協議をやり直した場合、税務上は「遺産分割」とは扱われず、贈与、譲渡、交換として課税されてしまいます。

贈与税や所得税が課税されてしまう事になります。

また、最初の遺産分割協議に基づいて不動産の相続登記を完了している場合は、その相続登記を抹消して新たに相続登記を入れ直す必要がありますが、相続登記に必要な登録免許税などの印紙代は再度支払う必要が出てきます。

最初の相続登記で支払った印紙代は返ってきません。

どうしても遺産分割協議をやり直す必要がある場合は、上記のことを考慮の上で行う必要があると言えるでしょう。
事実上は遺産分割協議のやり直しは、慎重を要し且つ困難なものと考えている方が良いでしょう。



司法書士 吉良崇

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TEL 079(423)1113