土地家屋調査士・司法書士 吉良事務所
相続コラム~司法書士の視点から~


遺言の重要性②~再婚の場合~

遺言の重要性についての第2弾。

遺言をしておくべきだなあと思う第2のケースとしては、以前お付き合いがあった人との間に子供がある場合です。

一般的な事例としましては、離婚経験があり、再婚しているが、前の配偶者(妻または夫)との間に子供がある場合ですね。

もっと具体的にお話ししましょう。

Aさんと妻Bさんとの間に子供Cさんがいるとしましょう。
しばらくして、夫Aさんと妻Bさんは離婚し、子供Cさんは妻Bさんが育てることになりました。
その後、AさんはDさんと再婚し、ADさん夫婦の間に子Eさんが生まれました。
そして、長い年月が経ち、Aさんが亡くなりました。

Aさんの相続人は誰でしょう。
Aさんの相続人は妻D、子E、そして子Cです。
遺産分割協議をするには妻D、子E、子Cの合意が必要となります。
話し合いがスムーズにいけばいいですが、「DEさん」と「Cさん」とはほとんど面識さえないとなると心配ですね。
こういう場合、Aさんの遺言書が有れば、すごく助かります。





例えば、自宅については妻Dさんに、子Cさんには金○円、子Eさんにはその他の全財産を相続させるというような内容等の遺言が有れば、遺産分割協議をすることなしに、遺言内容に沿って相続手続を進めることができます。
もちろん公正証書遺言が理想ですね。
全財産を妻Dさんに相続させるという内容等でも、自由に遺言できます。
(遺留分については問題があります。遺留分について別記事 )

遺言内容に不服がある人があって争いとなっても、遺言にはAさんの気持やメッセージ(「付言」といいます)を書いておくことも出来ますので、大きな指針になることは間違いないです。






ここに書いたのは、ほんの、ほんの一例です。
人の人生ですから、あらゆる人間関係が考えられます。
気にかかることはないでしょうか。
皆さんと一緒に考えていければと思っております。


司法書士 吉良崇

土地家屋調査士・司法書士 吉良事務所
TEL 079(423)1113